PC 型音響検査装置

製品紹介

PC型音響検査装置は回転機器や軸受、動作性能が振動・音響から判断出来る部品などを解析し、目視では識別できない欠陥ひび割れ、打痕、キズ等を非破壊で検出、生産ラインにおいては自動的に全数検査及び、良否判定を行う装置です。

製品概要

ライン検査を主目的とした本装置は、圧電型トランジューサによって製品から発生する音を直接機械振動として検出し、振動・音響の発生要因毎に、周波数分析(成分分析)等の電子的な処理を行った上で、良否判定を全自動で行います。騒音等の外部環境の影響を受けず安定した製品検査を行えること及び、電子処理であることから、高速で判定が可能となるなど判定の正確性及び、生産効率の向上に期待できます。

特徴

多機能での高精度な検出・同時計測が可能

周波数帯域(3-Band/1-Band)に分けた表示、FFT分析、オシロ表示、キズレベル判定の4機能を持ち、同時に良否判定を行います。
複数機能での同時計測により、異なる要因で起こる不良も見逃しません。また、機能ごとに閾値を設定できます。
不良品と正常品で共振周波数や強度信号などの差を比較することで、発生要因などを検知します。
詳しくはパンフレットでご覧ください。

自動良否判定・不良品の選別に貢献

全数検査を確実に、かつ迅速にできること、検査と同時に判定結果を外部出力しながら合否選別ができることで不良品の流出防止、品質向上、生産の安定化などに寄与します。検査の自動化により、業務の効率化やヒューマンエラー削減・検査員の負担軽減等にも大きく貢献します。

詳しくはパンフレットでご覧ください。

データ出力による分析及び管理

データ保存機能で判定結果、周波数毎の測定値、キズカウント値をCSV形式でUSBに自動で保存することが可能です。
自動出力されることで、分析や集計による把握が手軽に行え、管理の手間が省けます。詳しくはパンフレットでご覧ください。

 

検出対象例

  1. ベアリング製品
    ・・内外輪の研磨粗さ、キズ、変形など(ビビり/ビレ・ストップキズ・打痕など)・・
  2. ボール及びコロベアリング品
  3. モータなど回転機器の軸受け品
  4. ソレノイド製品
  5. その他振動・音響から判断できる品

標準仕様

測定範囲 周波数範囲 L-Band:100Hz  ~ 300Hz
M-Band:300Hz ~ 1800Hz
H-Band:1800Hz ~ 10kHz
1-Band:100Hz ~ 10kHz
FFT分析
表示範囲
0-100Hz、0-200Hz、0-500Hz、0-1kHz、
0-2kHz、0-5kHz、0-10kHz
測定時間 0.1 ~ 10 sec
信号入出力 入力 「SET」「RESET」信号
外部出力 「OK」「AG」「NG」信号
通信 通信方式 シリアル通信(RS232C)
データ保存 記録媒体 USBメモリー
電源仕様 供給電源 AC100~240V
消費電力 50W 以下
その他 寸法 361(H) x 400(W) x 260(D)mm
質量 約10kg
表示器 15 インチ 液晶モニター
使用温度範囲 +5~+40℃
※室内使用・温度変動のないこと、強磁界環境でないこと
湿度範囲 80%RH 以下 ※結露無きこと
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