硬さ検査装置

製品紹介


硬さ検査・異材検知装置は鋼材加工や磁界変化に感応する部品などを渦電流の検査方式で判別し、焼入れ硬度の異常・違い・異材混入などを非破壊で迅速に検出し、生産ラインにおいては自動的に全数検査・検出判別を行う装置です。

製品概要

ライン検査を主目的とした本装置は鋼材加工部品の焼入れ硬度(炭素含有量、熱処理条件の違い)・異材混入等を、ワークに傷を付けない非破壊渦流探傷により検査します。電磁気特性 (渦電流損・インピーダンス変化など)を利用し、わずかな変化や差を、高感度で感知します。高速で判定が可能となることにより、判定の正確性及び生産効率の向上に期待できます。工場インラインを主目的としますが、検査室などのオフラインでもご利用いただけます。

特徴

視覚的に明瞭に硬度違いや異材混入を検知します

基準となるマスター品と対象ワークを比較することで、波形の違いを検出し、不合格品を判別します。マスター品を値50として設定し、上下限を設けることで、どちら側に範囲外となったワークも検出可能です。また、上下限閾値も自由に設定できます。視覚的に分かりやすく画面に波形表示します。HRC 60と65を区別した実績もあります。
詳しくはパンフレットでご覧ください。

測定画面

【合格品】
※マスター品との違いがない時は50付近と表示同質の物体を測定している状態を意味します
【不合格品】
※マスター品との違いがある時(硬度が高い・低いや異材など)は数値が50より外れる

非破壊での自動判別が可能です

渦電流を利用した、非破壊検査の方式ではロックウェルやビッカースなどの硬さ試験と異なり、ワークの破壊や損傷を伴わないため、部品を無駄にすることなく、判別可能です。また、判定結果の外部出力、合否選別といった機能を持つことで、不具合品の流出防止・品質向上・生産の安定化などに寄与します。

詳しくはパンフレットでご覧ください。

データ出力による分析及び管理が可能です

データ保存機能で測定結果と測定数値をCSVデータとしてUSBへ自動で保存できます。自動出力されることで、分析や集計による把握が手軽に行え、管理の手間が省けます。
詳しくはパンフレットでご覧ください。

検出対象例

  1. ベアリング鋼など
    ・・コロ、テーパー、内外輪など・・
  2. 鋼材加工部
    ・・チェーン、プレート、ギア品など・・
  3. 非鉄含め磁界変化に簡応する品


※基準的にはワークサイズ長さ9mm、直径8mm以上など
上記以外でも評価・検討致します。まずは、お気軽にご相談ください!

標準仕様

測定範囲 周波数範囲 250 ~ 500Hz ※通常は300Hz
測定方式 渦電流を利用した、非破壊検査方式
測定速度 1000msec以内
信号出力 外部出力 「OK」信号
データ保存 記録媒体 USBメモリー
電源仕様 供給電源 AC100~240V
消費電力 50W 以下
寸法 本体 450(H) x 205(W) x 315(D)mm
検出コイル Lユニット :223(H) x 175(W) x 430(D)mm
Mユニット:155(H) x 125(W) x 430(D)mm
Sユニット :125(H) x 95(W) x 430(D)mm
質量 本体 約7kg
検出コイル Lユニット :約3kg(2個)
Mユニット:約2kg(2個)
Sユニット :約1kg(2個)
その他 表示器 7 インチ TFTカラー液晶モニター ※HDMI対応
使用温度範囲 +5~+40℃
※室内使用・温度変動のないこと、強磁界環境でないこと
湿度範囲 80%RH 以下 ※結露無きこと
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